エボラ感染、最悪140万人も 米CDCが推計
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は23日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱について、今のままの状態が続けばリベリアとシエラレオネの感染者は来年1月までに55万~140万人に達する恐れがあるとの推計を発表した。
世界保健機関(WHO)によると、西アフリカで22日までに確認された死者は2800人以上、感染者は5800人。確認されていない患者も多数いるとCDCは指摘している。
しかし、もし感染者の70%が医療施設で適切な処置を受けられれば患者数は減り、いずれ流行は終息するとも予測した。
CDCの推計は8月のデータをもとにはじき出したもので、オバマ米大統領が打ち出した米軍派遣などの対策や、各国が表明した追加的な支援策は勘案していないという。
フリーデン所長は記者会見で、こうした措置によって流行は食い止められると述べ、「最も悲観的な予測は現実にはならないと確信している」と語る一方、もし支援が遅れれば「膨大な代償」を払うことになると強調した。