UAE初の女性戦闘機乗り、ISIS空爆を指揮
(CNN) 中東アラブ首長国連邦(UAE)のユセフ・オタイバ駐米大使は27日までに、UAE初の女性の戦闘機パイロットが今週、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のシリア内の拠点に対する空爆作戦を指揮したと述べた。
米国のMSNBCテレビとの会見で明らかにした。シリア内のISIS拠点への空爆には米国に加え、UAEなど一部の中東諸国も参加している。
この女性パイロットはマリアム・マンスーリ少佐。CNNは今年、同少佐にインタビューし、パイロットになった動機などを尋ねたことがある。高校卒業以来、戦闘機パイロットを目指してきたが、女性にその機会が与えられなかったため約10年待たなければならなかったと述べていた。
国防の責務に当たっては男性と女性の間に区別はないとも強調していた。
オタイバ大使はUAEが空爆に加わった理由について「どのような社会を望むかの一点に尽きる」と主張。「穏健派のアラブ人、穏健派のイスラム教徒である我々にとって(ISISは)脅威であることを強調するのが重要」とし、「脅威は我々の国にだけでなく、生き方にも向けられている」と語った。