空爆でISISの幹部3人を殺害 米国防総省
ワシントン(CNN) 米国防総省のカービー報道官は18日、米軍などの有志連合が11月中旬以降に行った空爆で、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の複数の上級幹部と中堅幹部を殺害することに成功したと発表した。
米軍幹部によれば、死亡したのはイラクでISISの最高指導者バグダディ師の副官だった人物と、軍事部門のトップだった人物、ISISが制圧したモスルのトップだった人物の3人。11月中旬に行った複数の空爆で死亡したことが、このほど確認されたという。
カービー報道官は「主要幹部の死によって、クルド人勢力を含むイラク治安部隊と戦っているISISの指揮系統能力がそがれるだろう」との見方を示した。
ISIS幹部の殺害はデンプシー統合参謀本部議長がウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューで明らかにしていた。
オバマ大統領は17日、11月に増派を承認した1500人のうち、1300人の部隊をイラクに派遣する命令に署名した。来年2月までには合計約3000人の米軍部隊が地上に展開する。