インドネシア発のエアアジア便が交信絶つ
(CNN) アジアの格安航空大手である「エアアジア」は28日、インドネシア・ジャワ島東部のスラバヤ発、シンガポール行きの同社8501便がインドネシアの現地時間の同日午前7時24分(日本時間同9時24分)ごろ、管制官との交信を絶ったと発表した。
同航空は声明で、同機の現在の状況や乗客乗員の安否などについての情報はないと述べた。ロイター通信は、インドネシア運輸省などの情報として同機には乗客乗員155人が乗っていたと報じた。
エアアジアの公式サイトによると、同便はスラバヤのジュアンダ国際空港を同日の午前5時27分ごろに離陸、シンガポールには同8時37分ごろに到着予定だった。
消息不明となっている同機はエアバス社のA320―200型機。
エアアジアはマレーシアに本拠がある航空会社。マレーシア絡みの航空事故では今年3月、北京に向けて飛行中のマレーシア航空の370便が東南アジア上空を飛行中に交信を絶っていた。針路とは逆方向となるインド洋南部に墜落したとの見方が強く、捜索作業が継続しているが残骸などは依然見付かっていない。
また今年7月にはウクライナ東部でアムステルダム発クアラルンプール行きの同航空17便が撃墜される事件が発生。欧米はウクライナ東部で政権軍と交戦する親ロシア派武装勢力のミサイル攻撃が原因と主張している。