拉致されたドイツ人、半年ぶり救出 カメルーン

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カメルーン(CNN) カメルーンのビヤ大統領は21日、半年にわたってイスラム過激派「ボコ・ハラム」に拘束されていたドイツ人男性を、カメルーン軍などが救出したと発表した。

救出されたドイツ人のロベルト・エベルハルトさんはナイジェリア・アダマワ州の職業訓練校で教員をしていて昨年7月に武装集団に拉致され、人質にされていた。

ビヤ大統領によると、カメルーン軍と友好国の治安部隊が作戦を展開し、エベルハルトさんの救出に成功した。作戦を実施した場所や日時などの詳細は明らかにしていない。

エベルハルトさんは現地時間の21日正午ごろ、同国北部から首都ヤウンデに到着。記者団に「この人たちのおかげで私は救出され、生き延びることができた」と喜びを語り、「自分が生き残れるのか生き残れないのか、直前まで分からなかった。私は完全な闇の中にいて、周りには誰もいなかった」と振り返った。

今後はヤウンデにあるドイツ大使の公邸に滞在して医師の診察を受けた後に、ドイツに帰国する。

エベルハルトさんは、直接的、間接的に救出にかかわった関係者に感謝すると述べ、「特にドイツ政府の貴重な尽力」に感謝すると話した。ただ救出作戦にドイツ政府が具体的にどうかかわったのかは明らかにしていない。

アフリカ連合は、チャドが「カメルーンの要請で部隊を派遣し対ボコ・ハラム作戦に貢献した」として、チャドのデビ大統領を称賛した。

チャドからは作戦の数日前に、2000人の部隊がカメルーン入りしていた。

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