米軍、操縦士らの救出機材をイラク北部に ISIS空爆
(CNN) 米政府当局者は4日、イラクで実施するイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点空爆に関連し、米軍が操縦士らの捜索・救出用機材をイラク北部に配備したことを明らかにした。
今回の措置について、空爆に参加するアラブ首長国連邦(UAE)が不測の事態が起きた場合、これら機材が近くにないことへの懸念を示したとの情報と関係があるのかについては触れなかった。
一部報道は最近、UAEが機材が近接の場所にないため迅速な救出作業が実行されない恐れがあるとして、空爆参加を中断したと伝えていた。米軍当局者はこの懸念を打ち消していた。
米政府当局者は機材の移動について、空爆の進展をにらみながら常時実行する調整作業の一環としている。機材をイラク北部に配備した時期には触れなかった。この配備については米CBSテレビが最初に報じていた。
米軍主導の有志連合による空爆作戦では、ヨルダン軍パイロットが作戦中にシリアで墜落しISISに拘束される例も起きていた。ISISは最近、この操縦士を焼き殺したとする映像も公開していた。