ISISが新映像、人質の英国人記者が「現地リポート」
(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が、人質となっている英国人ジャーナリスト、ジョン・キャントリー氏の新たな映像を公開した。シリア北部アレッポからの「現地リポート」という形で撮影されている。
キャントリー氏は映像の中でアレッポの街の様子を示し、「シリアのアサド政権だけでなく、米軍主導の空爆がこの被害をもたらした」と話した。
また市内の宗教学校と裁判所を紹介して、シャリア(イスラム法)について「1400年の歴史を持つ神の法であり、変えることはできない」と説明。窃盗犯の手を切断するという罰を例に挙げた。
キャントリー氏は2012年12月に米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏とともに拉致された。ISISは昨年8月、フォーリー氏を殺害する場面の映像を公開している。
一方、キャントリー氏はこれまでも繰り返しISISの宣伝ビデオに登場していた。今回の映像では「シリーズ最終回」だと語っている。