ボコ・ハラム、ISISへの「忠誠」を表明
アフリカ西部ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」は7日、アブバカル・シェカウ指導者を名乗る音声メッセージで、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への忠誠を表明した。
音声メッセージはインターネット上で公開された。ISIS指導者、アブバクル・バグダディ容疑者の別名を挙げ、「カリフ(イスラム共同体の最高指導者)」に忠誠を誓うと述べている。
CNNはメッセージが本物かどうかを確認できていない。
ボコ・ハラムは現地の言葉で「西洋の教育は罪」という意味。ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を掲げて政府軍と戦ってきたが、近年は村落を襲撃して多数の住民を拉致、殺害したり、市場やキリスト教会、異宗派のモスク(イスラム礼拝所)に攻撃を仕掛けたりするなど、民間人を巻き込む動きが目立つ。ナイジェリアだけでなく、カメルーンやチャドなど近隣国を狙った攻撃も増えている。