イエメンのモスクで自爆テロ、137人死亡 ISISが声明か
また昨年、イエメン中のフーシ支持者を攻撃すると公言した国際テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」は、今回のテロとは無関係とする声明を出した。
フーシは、スンニ派が多数を占めるイエメンで長年にわたり不満を募らせてきており、10年以上中央政府と戦闘を続けてきた。しかし半年前にサヌアに進出し、徐々に支配を拡大。1月に大統領府を掌握し、ハディ大統領を辞任に追い込んだ。
ハディ大統領は当初、自宅に軟禁されていたが、先月、自宅を脱出して南部の港湾都市アデンに逃れ、まだ自分が大統領であると宣言した。
フーシは1月に中央政府を掌握した際、サヌア近くに配備されていた軍も掌握。19日には、フーシの指揮下にあるイエメン軍の戦闘機が、ハディ大統領が避難しているアデンの宮殿を攻撃したが、負傷者はなかった。