イスラム批判のブロガー、路上で襲われ死亡 バングラデシュ
(CNN) バングラデシュの首都ダッカでイスラム教批判で知られていたブロガーの男性が刃物を持った3人組に襲われ、めった刺しにされて死亡した。
ワシクル・ラフマン氏(27)は3月30日朝、勤務先の旅行代理店へ向かおうと自宅を出たところで襲撃された。頭や顔、首にひどい傷を負い、警官は身分証明書を見なければ身元を確認できないほどだった。
ダッカでは今年2月末、過激な宗教思想を批判していたバングラデシュ系米国人のブロガー、アビジット・ロイ氏が路上で刺殺される事件が起きたばかり。この2年間で数人のブロガーが殺されたり、不審な状況で死亡したりしている。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルはバングラデシュ政府に対し、危険にさらされている人を守るための措置を強化するべきだと指摘した。
ラフマン氏は2011年まで仮名でブログを書いていたが、その後は発言の場をフェイスブックに移し、イスラム教の矛盾を指摘するような風刺などを書き込んでいた。