安倍首相が訪米 ホワイトハウスで夕食会、議会演説も
両首脳の会談ではこの問題も取り上げられるとの見方が強いが、夕食会で緊張が表面化することはないだろう。
ホワイトハウスによると、夕食会のテーマは「待ちわびた春」。ホワイトハウスの玄関には日米友好のシンボルである桜の枝が生けられる。
ハワイ育ちのオバマ大統領がワイキキでよく訪れるレストランの日本人シェフ、森本正治氏を迎え、「カイルア・ブルー」と名付けた青い縁取りの食器が初めて使われる。食器はミシェル大統領夫人の出身地であるイリノイ州のピッカード社製。カイルアは、オバマ一家が毎年クリスマス休暇を過ごすオアフ島東側の海岸の名だ。
メニューは、シーザーサラダとまぐろを透明シートで包み水引を結んだ前菜など、日米両国の料理を融合した5品のコース。テーブルにはフォーク、ナイフのほかに赤いはしが用意され、安倍首相の地元、山口県の地酒で乾杯する。食事とともに出されるワインは、米カリフォルニア州ソノマの日本人醸造家が手掛けたシャルドネだ。
日本色の強い料理とは対照的に、食後のショーは米国一色。人気映画「ジャージー・ボーイズ」のキャストが、フランキー・ヴァリ率いる往年の米ポップスグループ、フォー・シーズンズの名曲を披露する。