スマトラ島の火山が噴火、2700人避難 インドネシア
(CNN) インドネシア・スマトラ島のシナブン火山が噴火し、近隣の住民約2700人が避難している。
シナブン火山では約2週間前から火山活動が活発化。同国の災害対策当局は溶岩ドームが膨張して不安定になっているとの警告を発し、5日に警戒レベルを引き上げた。
火口の南側と南東側に位置する4つの村の住民が避難した。政府は避難所や調理所を設置するとともに、火山活動の監視を続けている。
シナブン火山を昨年から撮影しているマレーシアの学生、アフマド・ジクリ・モハマド・ズキさん(23)は、インターネットの画像共有サイト「インスタグラム」でこの1週間の火山活動の様子を紹介。山腹を流れる火砕流の写真などを投稿している。
米地質調査所(USGS)によると、インドネシアは1万3000以上の島で構成され、人口の75%以上は過去100年に何らかの活動がみられた火山から半径100キロの圏内に住んでいる。