ボコ・ハラムに拉致され妊娠、救出後も疎外 被害女性が語る実態
(CNN) ウム・ハリーマさん(仮名)は当時まだ16歳だった。ナイジェリアの過激派「ボコ・ハラム」に拉致され、結婚を強要されて妊娠。生まれ育った村は放火や略奪の被害に遭った。
拘束されていた間、男性や女性や子どもたちが虐殺される場面を目の当たりにした。無理やり結婚させられた「夫」を憎みながら、待つことを強要された。3人の友人と共に何度も逃げようとしてつかまり、ようやく脱出できたのは半年後だった。
「夫が2週間不在だった時に逃げようとしたが、見張りに連れ戻されて殴られた」。
やがて見張りの隙を突いて脱出に成功する。恐怖に駆られながら歩き続け、ようやく安全な場所にたどり着いた。
父がボコ・ハラムに殺害されたことは、自宅に戻ってから知った。さらに自分がボコ・ハラムの夫のために妊娠していたことも知る。