クウェートのモスクでもテロ 27人死亡、227人負傷 ISIS犯行
(CNN) 国営クウェート通信によると、同国の首都クウェート市にあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で26日、爆弾によるとみられる爆発が起き、金曜礼拝中の宗徒ら少なくとも27人が死亡、227人が負傷した。
同国の治安当局者が明らかにした。イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が自爆攻撃による犯行を認めた。
ソーシャルメディア上には携帯電話のカメラがとらえた現場のモスク「サディク」内部の画像が掲載され、宗徒がほこりが舞い上がり、残骸が散乱する中をよろけながら歩く姿などが伝えられた。
クウェート通信によると、同国のヤアコブ・サナア司法相兼イスラム問題相は自国の安全保障と国家統一を脅かすことを狙ったテロ攻撃と弾劾した。
26日には北アフリカのチュニジアやフランス南東部でもテロ事件が続発、多数の犠牲者が出た。チュニジアの事件ではISISが犯行への関与を認めた。