フランシスコ法王の南米歴訪始まる 出身国は含まず
(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が、出身地である南米の3カ国の歴訪を開始した。6日までに最初の訪問先のエクアドルへ到着し、「興奮と希望に満ちた訪問が始まる」との期待を語った。
フランシスコ法王はエクアドルとボリビア、パラグアイを訪問予定。ローマ法王庁は、各地で行われるミサには何百万人もの信者が集まると予想している。エクアドルの首都、キトに到着した5日には、法王を一目見ようと空港から同市内への沿道に大勢の市民らが詰めかけた。
エクアドルのコレア大統領は、フランシスコ法王が環境への配慮を呼びかけていることに感謝すると演説。これを受けて法王は、「(同国中部にある)チンボラソの山頂から太平洋沿岸まで、アマゾンの熱帯雨林からガラパゴス諸島まで、神があなた方のためにされた行いに対し感謝し続けられますように。ささいで素朴なものを守り、子どもやお年寄りに心を配り、若者を信じ、国民の気高さと国の美しさに絶えず心打たれることができますように」と語った。