チリ地震で4.5メートルの津波観測、5人死亡
(CNN) 米地質調査所(USGS)によると、南米チリの沿岸で現地時間の16日午後7時54分ごろ、マグニチュード(M)8.3の地震が発生した。チリ当局は沿岸部に津波警報を出し、住民に避難を指示。死傷者が出たり、建物が損壊するなどの被害が広がっている。
警察によると、これまでに少なくとも5人の死亡が確認された。内相によれば、イヤペルでは住宅の損壊被害も報告されている。
震源に近いチリ沿岸部では大きな津波が観測され、コキンボ市付近では高さ4.5メートル以上に達した。
コキンボ北部の湾岸都市ラセレナのショッピングモールで撮影された写真には、壁が崩れて看板が床に落ち、天井がはがれて椅子やテーブルががれきに覆われた様子が写っている。
コキンボ市長によると、市内は浸水被害に見舞われ、95%が停電。住民は津波が来る前に避難したという。