米軍などが訓練した反体制派、75人がシリア入り

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
先週の米上院委員会で兵士の訓練が計画通り進んでいないことが明らかに

先週の米上院委員会で兵士の訓練が計画通り進んでいないことが明らかに

(CNN) シリア反体制派の「シリア人権監視団」(本部・ロンドン)によると、米軍などの訓練を受けた反体制派戦闘員少なくとも75人で構成する部隊が、18日から19日にかけてシリア北部へ入った。

米、英、トルコ軍が訓練した新たな部隊はトルコから国境を越え、北部アレッポ周辺に展開したとされる。

米国防総省は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」との戦闘に向け、シリア反体制派のうち穏健派への軍事訓練と武器供与を実施してきた。

ただ、この計画は当初の目標通りには進んでいない。米当局者は先週、これまでに訓練を受けたとされる戦闘員のうち、現在も持ち場に残っているのはわずか4~5人にすぎないことを明らかにしていた。国防総省は計画を大幅に見直す見通しとされる。

この夏に第一陣としてシリア北部へ送り込まれた約54人の部隊は攻撃にさらされ、すでに戦闘能力を失ったという。当局者らは、今後派遣する部隊の自衛能力を高めるため、規模を拡大する必要があると指摘していた。

シリア人権監視団によると、新たに派遣された部隊は四輪駆動の車両や機関銃、弾薬などの装備を与えられている。

シリアとイラクでは米軍主導の有志連合がISIS拠点に対する空爆を実施しているが、欧米諸国からの地上軍は投入されていない。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]