中国東北部に深刻なスモッグ 週末まで継続か
(CNN) 中国東北部の広い範囲が先週末から濃いスモッグに覆われている。当局によると、この状態は14日頃まで続く見通しだ。
スモッグは週末に気温が下がり、暖房用の石炭の燃焼が盛んになったことで深刻化した。
国営新華社通信によると、吉林省長春の環境保護当局者は「東北部を含む多くの都市で暖房に石炭が使われるため、これが大気汚染の原因になる」と指摘している。
秋の収穫を終えた農村で麦わらを焼却する作業も、汚染に拍車をかけているという。
遼寧省中部では10日、一部地域で視界が500メートルまで低下するとして当局が警告を出した。北京、天津などの都市や河北、河南、山東、吉林、黒竜江省の一部では、視界2~3キロの状態が報告されている。