米大統領、対ISIS戦略「正しい」 地上軍投入を否定

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オバマ大統領はこれまでの対ISIS戦略が正しいと主張

オバマ大統領はこれまでの対ISIS戦略が正しいと主張

トルコ・アンタルヤ(CNN) オバマ米大統領は16日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されたトルコ南西部アンタルヤでの記者会見で、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対する米政権の戦略は「正しい」と強く主張した。一方、大規模な地上部隊を投入する案については「間違い」との見方を示した。

会見では各国の報道陣から、米国の対ISIS戦略や対シリア政策を厳しく追及する質問が相次いだ。これに対してオバマ大統領は「我々の戦略は正しい」と述べ、これまでの方針を貫く構えを強調した。

大統領は、米軍主導の空爆作戦がISISの主要メンバーを排除する成果を挙げていると指摘する一方、地上部隊の投入については「私だけでなく軍民の顧問も含めた意見として」反対するとの立場を表明。「なぜなら過去にも見てきた通り、現地に包括的統治を目指して過激思想と闘う住民がいなければ、我々に永続的な占領の覚悟がない限り暴力は再発する。その経験をまた繰り返すことになる」と語った。

オバマ大統領は先月末、シリアに50人未満の特殊部隊を派遣すると表明した。しかし野党・共和党を中心に、米軍はもっと攻撃的な作戦に出るべきだとする批判が強まっている。

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