ベルギー、首都のテロ警戒を最高レベルに 「差し迫った脅威」
(CNN) ベルギー内務省の危機対策センターは21日までに、首都ブリュッセルでのテロ警戒レベルを最高水準に引き上げた。「深刻で差し迫った脅威があり、具体的な保安措置を取るとともに、市民に向けた具体的な勧告を行う必要がある」としている。
同センターは、コンサートやスポーツイベント、空港、駅など、大勢の人が集まる場所を避けるよう呼びかけている。
ベルギーではパリ同時多発テロに関連した捜索が行われ、テロリストのネットワークの特定が進められている。
最大の犠牲者が出たコンサートホール「ルバタクラン」の襲撃に関与したとして国際手配されているサラ・アブデスラム容疑者(26)は、ベルギーに向かっていた。警察は事件から数時間後に同容疑者の車を停止させ質問をしたが、その際はまだ事件への関与が発覚していなかった。同容疑者はベルギー生まれのフランス人。