ブリュッセルのモスクで炭そ菌騒ぎ、小麦粉と判明 封筒に粉
(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルにあるモスク(イスラム教礼拝所)で26日、白い粉の入った封筒が送り付けられる事件があったが、中身は小麦粉だったことが消防当局の話で明らかになった。
事件が起きたのはブリュッセルの「大モスク」。封筒をモスク関係者が開けたところ中から白い粉が出てきたため、炭そ菌の恐れがあるとしてすぐに通報したという。救急車4台が駆けつけた。
同じ部屋には当時、7人がいたが、全員に除染のための対応が取られた。
警察によれば白い粉が入った封筒は10通見つかり、内容物の分析が行われたという。
ブリュッセルでは数日前からテロ警戒レベルが最高の4に引き上げられていたが、26日に当局は1つ下の3に引き下げた。これにより、地下鉄は27日には全線で再開し、バスも通常運行に戻るという。
パリ同時多発テロを受け、ベルギーの警察当局は各地で家宅捜索を行った。過去にテロ組織との関連があったことから、ブリュッセル郊外のモレンベーク地区での捜査に特に力を入れているという。