ISIS幹部、イラク軍の空爆で死亡 戦闘部隊率いる
(CNN) イラク軍は9日、西部ハディサ近郊の町バルワナで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のアシ・アリ・モハメド・ナセル・オベイディ幹部を空爆により殺害したと発表した。
イラク軍司令部によると、オベイディ幹部はISISの最高指導者、アブバクル・バグダディ容疑者の第2の副官の地位にあったとみられ、イラク西部とシリア東部の戦闘部隊を率いていた。
同司令部の報道官がCNNに語ったところによると、フセイン旧政権下では特殊部隊の旅団司令官を務めていた。首都バグダッド近郊のアブグレイブ刑務所から脱走し、南部に設置された「キャンプ・ブッカ」にも収容されていた前歴がある。
ISISと戦う米軍主導の有志連合は先月末、イラクとシリアで実施した数週間の空爆でISISの幹部10人を殺害したと発表していた。