パキスタン大学襲撃 タリバーン系が犯行声明、死者21人
パキスタン・イスラマバード(CNN) パキスタン北西部チャルサダにあるバシャ・カーン大学が武装集団に襲われ死者が出た件で、反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が犯行声明を出した。地元当局幹部によれば、襲撃により、少なくとも21人が死亡した。これとは別に、武装勢力のメンバーも4人全員が死亡したという。
大学の治安当局者はこれまで、CNNに対し、学生20人が死亡したと伝えていた。
パキスタン・タリバーン運動の広報担当者は犯行声明を出し、パキスタン軍の軍事作戦に対する報復だとしたほか、これからも攻撃を続けると述べた。
バシャ・カーン大学は2012年、アフガニスタン国境付近に設立された。校名は1920年代にパシュトゥン人の独立運動を率いた指導者の別名にちなんで付けられた。
現場から40キロ足らずの軍系列学校では14年12月、TTPによる襲撃事件があり、子どもたち132人を含む145人が死亡した。