韓国・ソウル(CNN) 北朝鮮が4度目となる核実験の実施を発表し、2万8000人規模の在韓米軍は警戒態勢に入っている。なかでも、警戒を強めているのは、化学兵器や生物兵器、核攻撃への防衛を最初に行う第23化学大隊だろう。
同大隊の司令官を務めるアダム・ヒルバー中佐は「我々はここで他部隊よりも厳しい訓練を行っている。準備を整えなければならないことを知っているし、それが出来る唯一の部隊であることも分かっているからだ」と語る。
CNNは、核兵器貯蔵庫のように仕立てられた施設で部隊員が行った地下訓練の様子を取材した。
隊員は「レベルB」のスーツに身を包み、耐薬品性のブーツをはき、背中の空気タンクとつながっているガスマスクを装着する。リモートコントロール式のロボットを先に送り、放射能レベルや化学物質の測定を実施。隊員が中に入り、「イエローケーキ」を発見した。イエローケーキは核兵器の開発にもつながる物質で、北朝鮮が保有していると信じられている。