連続自爆テロで13人死亡、30人負傷 ナイジェリア
ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部のチボクで27日、3件の自爆テロが連続して発生し、少なくとも13人が死亡し、30人がけがをした。チボクでは2014年、イスラム過激派「ボコ・ハラム」によって寄宿学校から200人を超える女子生徒が誘拐される事件が起きている。
医療関係者は「被害者の大半は市場にいた人々で、市場で11人が死亡した。残る2人は、治療のため病院に搬送される間に死亡した。けが人のうち9人は軽傷だったため、治療を受けたあと退院した。しかし、21人は重傷で入院している」と語った。
最初の事件は町の外にある軍の検問所で起きた。正午ごろ、兵士が民間人とともに町に入ってくる車や人のチェックに当たっていたところ、少年が自爆したという。
2件目の爆発は村の市場の真ん中で起きた。自爆テロ犯は女だったという。
3件目は、爆発物を身につけている別の女を住民らが発見、つかまえようとしたところ起きたという。
チボクは14年11月にボコ・ハラムの襲撃により一時的に占拠されたが、その後はテロ事件は起きていなかった。だが周辺の村々では、ボコ・ハラムによる家畜などの収奪や焼き討ちといった事件が起きている。