ブラジルとジャマイカ、ゲームやレゲエ音楽でジカ熱対策PR

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ブラジルでは政府職員30万人がジカ熱関連の対応に当たる

ブラジルでは政府職員30万人がジカ熱関連の対応に当たる

(CNN) 蚊が媒介する感染症「ジカ熱」の流行が広がっている南米ブラジルや中米ジャマイカの政府が、ユニークな方法で国民への啓発活動に力を入れている。

ブラジル政府の公式サイト「www.brasil.gov.br」には、サイト上を飛び回る蚊が出没した。カーソルを蚊の上に置くとハエたたきが現れ、クリックすると赤い吹き出しが表示されて「蚊を殺すだけでは不十分。生まれさせてはいけません。これは私たちにかかっています」と呼びかける。

ここからリンクされたブラジル保健省のジカ熱やデング熱に関する情報ページでは、この危機に対応するため軍の兵士22万人と政府職員30万人が動員されたと説明し、国を挙げて対応すれば蚊は退治できると強調している。同国では昨年のジカ熱感染者が150万人に上る。

一方、ジャマイカ政府はレゲエのリズムに乗せた啓発活動に乗り出した。スペシャルビデオ「ジカウイルスはいらない」では、歌手のマイケル・エイブラハムズさんが妊婦に向けて「あなた自身と赤ちゃんを守って」と歌い、水たまりをなくして虫よけを使うよう国民に促す。

エイブラハムズさんは産婦人科医でコメディアン、詩人でもある。新聞でも「2016年はジカウイルスと戦うためにできる限りのことをやると誓いましょう」と呼びかけた。

ジャマイカは女性に対して妊娠を見合わせるよう異例の勧告を出している。同国初の症例として、保健省は4歳児に陽性反応が出たことを明らかにした。

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