シリアとイエメンで連続テロ、死者120人超 ISISが声明
(CNN) シリア地中海沿岸部のアサド政権支配地域で23日、連続爆弾テロが起き、国営メディアによると少なくとも78人が死亡した。イエメンでも軍基地など2カ所で爆弾テロが相次ぎ、地元治安当局者らによると兵士ら43人が死亡。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が全ての攻撃について犯行声明を出した。
シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、同国では港湾都市タルトゥスのバス停で3回、同ジャブラ市内の住宅地で4回の爆発が起きた。在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」は、一連の爆発による死者が101人に上ったと報告している。
タルトゥスは休暇中の政府軍兵士や国内避難民が集まる場所として知られる。ジャブラはアサド大統領の本拠地で、政府軍の多くの将校や兵士らの出身地でもある。