パリの公園や独のサッカー試合場に落雷、14人負傷
(CNN) パリの警察当局は28日、市内のモンソー公園内で同日落雷が発生し、誕生日パーティーを催していた子ども8人と大人3人が負傷したと発表した。子ども3人を含む4人の存命が危ぶまれている。別の2人も重体、5人が重傷となっている。
地元のCNN系列局BFMTVによると、一行は天候の急激な悪化を受けて樹木の下に難を逃れた際、落雷に襲われたとみられる。近くを歩いていた非番の消防士は同テレビに、樹木に雷が落ちる音を聞いたと証言した。
パリのモンソー公園はシャンゼリゼ通りから数ブロック離れた所に位置し、園内には樹木、彫像、遊び場や池などが整備され、市民や観光客に人気の場所となっている。
また、ドイツ西部のホップシュテッテン町でも同日、サッカーの試合会場に落雷があり、大人3人が重傷を負った。子ども29人が予防措置のため病院へ搬送された。ラウターエッケンの警察幹部はCNNに、試合を終わらせるため笛を吹いた審判が落雷の直撃を受けたと述べた。
45歳の男性審判の心臓は一時停止したが、観戦客が蘇生させたとしている。審判はヘリコプターで病院へ運ばれた。別の大人2人も重傷を負い、病院へ搬送された。
被害を受けた子ども29人の年齢は9~11歳で、落雷があった際、プレーしていたという。地元警察によると、子どもに負傷者はいない。
落雷が発生した地区では、荒天の気象予報が出ていたという。ただ、サッカーの試合会場の上空は晴れていたとしている。