EU原加盟6カ国外相が会合、英に早急の離脱手続き要請
ロンドン(CNN) 欧州連合(EU)離脱派の勝利に終わった英国民投票を受け、EU加盟国の間にも衝撃が広まっている。25日には仏独など6カ国の外相がベルリンで緊急会合を開いた。
会合にはEU創設メンバーである仏独とベルギー、イタリア、ルクセンブルク、オランダが参加。終了後の共同会見で「英政府ができるだけ早く、この決断を明確化して発効させることを望む」との立場を示し、交渉が始まったら協力する用意があると表明した。
外相らは一方で、英国の結果を「深刻に受け止める」とも述べ、これを機にEUの改革に力を入れていくと強調した。
離脱交渉の時期をめぐっては、EUの執行機関、欧州委員会のユンケル委員長も24日、「ただちに」開始するべきだとの考えを示した。ユンケル氏は独ARDテレビとのインタビューで「円満な離婚ではないが、もともと親密な愛情関係ではなかった」とも語った。
EU残留を主張していたキャメロン英首相は辞任を表明したものの、次期首相が決まる10月までは現職にとどまる構えだ。