外交官への嫌がらせ頻発、米ロが批判の応酬
ワシントン(CNN) 米国務省は27日、ロシア駐在の米国人外交官に対する嫌がらせや脅しが増えているとして、ケリー国務長官とプーチン大統領との会談でも議題にしていたことを明らかにした。
国務省のトルドー報道官によると、ケリー国務長官は3月24日に行ったプーチン大統領との会談で、この問題について話し合った。
米外交官がロシアの治安要員や交通警官から嫌がらせを受ける問題は過去2年の間に浮上したとトルドー報道官は説明している。ただ、具体的な内容は明らかにせず、ケリー長官がプーチン大統領との会談で言及した理由も明かさなかった。
モスクワ駐在の外交官が嫌がらせに遭ったという事例は他国の大使館でも報告されているという。
ワシントンポスト紙は同日付で、大使館員が自宅に侵入されて家具などを動かされる被害に遭ったと伝えていた。