バングラ人質事件、部隊突入で収束 実行犯射殺
(CNN) バングラデシュの首都ダッカで1日夜に発生した武装集団によるカフェ襲撃、人質を取っての立てこもり事件で、同国の陸軍幹部は2日、治安部隊が突入して人質14人を救出し、実行犯6人を射殺したと発表した。
死傷者の有無、人質や襲撃犯の総数などの詳細は不明だが、人質救出作戦を指揮したムジブール・ラーマン陸軍准将は「作戦は終了した」とし、事件は決着したとの見方を示した。解放された人質の国籍などは伝えられていない。
ただ、人質や実行犯の人数については情報が錯綜(さくそう)しており、同国のハシナ首相は記者会見で人質は13人と指摘。襲撃犯の6人が現場で射殺され、1人が捕捉(ほそく)されたとも述べた。
日本の萩生田光一官房副長官は2日の記者会見で、突入で12人が助け出されたとしたが、この中に日本人が含まれているのかについては確認を避けた。
目撃者の証言によると、治安部隊の突入後、激しい銃撃戦が約10分間続いた。発砲した際、「神は偉大なり」と叫んだのが聞こえたとの証言もある。警察当局は籠城(ろうじょう)した襲撃犯との接触で要求事項を聞き出そうとしたが返答は一切なかったとの情報もある。