闘牛士が死亡、生放送中に牛に突かれる スペイン
(CNN) スペイン東部のアラゴンで、プロの闘牛士が競技中に牛に角で突かれて死亡したことが11日までに分かった。競技の様子はテレビで実況中継されていた。
アラゴンの闘牛場で死亡したのは闘牛士のビクトル・バリオさん(29)。主催者の9日の発表によると、同地で6年のキャリアを持つ闘牛士だった。闘牛場はバリオさんをしのんで黙とうをささげる。
一方、パンプローナで行われた牛追い祭りでは、日本人男性(33)が牛に胸を突かれるなどして14人が負傷した。
スペインでは夏になると毎年各地で牛追い祭りが開かれる。特にパンプローナの牛追い祭りは400年の歴史をもち、アーネスト・ヘミングウェイの1920年代の小説「日はまた昇る」で有名になった。
7月に8日間にわたって開かれる祭りの期間中、パンプローナの20万人の人口は3倍にも膨れ上がる。