南スーダンの衝突再燃、激しい交戦で死者150人超か
(CNN) 南スーダンの首都ジュバで大統領支持派と副大統領支持派の衝突が激化し、国連によると10日も戦闘が続いている。一方、同国のルエス情報相は、首都は完全掌握できていると強調した。
今回の戦闘による死者の数は不明だが、約150人とする情報も、270人以上とする情報もある。
ルエス情報相は地元放送局に対し、衝突によって教会の礼拝に支障が出たものの、その後戦闘は収まったと説明。「現時点で状況は平穏であり、正常だ。ジュバの街は政府が完全掌握している」とした。しかし後にこの発言を修正し、政府が掌握できていない地域もあると明らかにした。
情報相によると、キール大統領は一方的な停戦を宣言し、マシャール副大統領に対しても停戦を促す方針。
国連南スーダン派遣団(UNMISS)は10日、ジュバ郊外にある国連施設前で銃声や激しい交戦の音が聞こえると伝えた。