エネルギー関連施設へ襲撃相次ぐ、4人死亡 イラク北部

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イラク北部キルクークのエネルギー関連施設が襲撃を受けた

イラク北部キルクークのエネルギー関連施設が襲撃を受けた

(CNN) イラク北部キルクーク県で31日、2つのエネルギー関連施設が相次いで武装勢力に襲われ、従業員4人が死亡した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が一方の襲撃について犯行声明を出した。

まずキルクーク北西部で天然ガスの圧縮施設が襲われ、警察責任者によると従業員4人が死亡、1人が負傷した。犯人グループは治安部隊に追われ、施設周辺の数カ所に爆弾を仕掛けたうえで逃走したという。

続いて、近くのバイハッサン油田に自爆ベストを着けたとみられる4人組が侵入し、従業員4人を人質に取って立てこもった。治安部隊が駆け付けたところ、犯行グループの1人が自爆。残る3人は同部隊に射殺され、人質は全員無事に解放された。

油田襲撃についてはISISがメディア部門のアマク通信を通して犯行声明を出し、ISIS支持者らがソーシャルメディア上でこれを広めた。

ガス施設と油田はいずれもイラク国営石油会社が所有している。キルクークはクルド自治政府と中央政府の対立が続く主要産油地帯で、ISISはこれまでもエネルギー関連施設への攻撃を繰り返してきた。

バイハッサンからは原油を送るパイプラインがトルコ南部の港湾都市ジェイハンまで延びているが、油田は一時的に生産を停止している。

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