仏アルプスでロープウエーが停止、45人が一夜明かす
(CNN) フランス・アルプスのモンブランで8日、イタリア側とをつなぐロープウエーが停止し、45人がゴンドラの中で一夜を過ごした。
地元当局者によれば、ロープウエーには合計110人が乗っており、このうち65人は8日中にヘリコプターで救助された。フランス・イタリア両国のヘリコプターが出動して救助にあたったとCNNの系列局BFMTVは伝えている。
救助活動は9日朝に再開されるという。
この当局者によれば、ロープウエーが止まったのは午後4時半ごろ。2本のケーブルがからんだという。
ロープウエーは標高3600メートルの高所で宙づり状態となっているが、ゴンドラ内部にはこうした事態に備えて毛布と非常食があるという。
このケーブルカーはモンブラン山の氷河やクレバスの上を通り、フランス側のエギーユデュミディとイタリア側のエルブロンネルを結んでいる。スキーリゾートとして知られるシャモニーはこのふもとにある。