クラスター爆弾で4歳児が死亡、玩具と思って拾う シリア
(CNN) 激しい空爆が続くシリア北部の都市アレッポで、玩具だと思ってクラスター爆弾を拾い上げ、重傷を負った4歳の女の子が死亡した。
家族がITVに語ったところでは、女の子は反体制派が制圧するアレッポ東部で水をくみに行く途中、銀色のボールだと思って爆弾を拾い上げた。
ITVは3日、重傷を負って病院のベッドに横たわる女の子の映像を流した。女の子は4日に死亡した。
この病院に入院している別の女の子は、空爆で重傷を負い、苦痛にあえいでいた。付き添う家族はなく、名前も年齢も不明。医師によると、家族は空爆で死亡したと思われる。
クラスター爆弾は多数の小型爆弾を放出する爆弾で、紛争が終結しても長年にわたって残ることがあり、除去は難しい。人権団体や米当局者などは、シリア政権を支援するロシアがクラスター爆弾を使っていると非難してきた。