ロシア、シリア海軍基地の恒久化を計画

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ソ連時代からロシアの海軍施設が置かれていたシリア西部の港湾都市タルトゥス

ソ連時代からロシアの海軍施設が置かれていたシリア西部の港湾都市タルトゥス

(CNN) ロシアのパンコフ副国防相は10日、シリア西部のタルトゥスにある補給基地を拡張し、恒久的な海軍基地とする計画を明らかにした。ロシア国営タス通信が伝えた。

この計画は、パンコフ氏がロシア連邦院(上院)の国際問題委員会による会議の中で明らかにしたもの。関連文書はすでに起草され、現在は省庁間の調整を行っている段階だという。準備はかなりの程度まで進んでいるとし、この動きを早急に承認するよう同委員会に求めた。

タルトゥスはシリアの地中海沿岸部にある港湾都市で、南にレバノン、北にトルコを望む。ロシアの海軍施設はソ連時代から存在していた。

この基地には埠頭(ふとう)が1つあるだけで、地中海での任務に派遣されるロシア軍艦船のための修理所や補給拠点として主に使われてきた。

ロシアが2015年9月にシリア内戦に介入して以来、軍事作戦上の戦略拠点となってきたのは北西部ラタキア付近にあるフメイミム空軍基地だった。

タス通信によると、パンコフ氏は先に、ソ連時代に基地が設置されていた複数の国で軍事基地の再建を検討していると明かしていた。

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