「フランスのサッチャー」フィヨン氏が勝利 仏右派予備選
(CNN) 来年4~5月に予定される仏大統領選に向けて、最大野党・共和党(中道右派)の候補を決める予備選の決選投票が27日に実施され、社会保守主義を掲げるフィヨン元首相(62)が勝利した。
フィヨン氏は決選投票でジュペ元首相(71)を大きく引き離し、約66%の票を獲得。「勝利は私のもの。信念に基づいた大きな勝利だ」と宣言した。
フィヨン氏は英国のサッチャー元首相にならって保守・強硬路線を取り、週35時間労働制や富裕税の廃止、公共投資の削減、移民への制限強化、国防予算の拡大などを主張。「フランスのサッチャー」とも呼ばれてきた。