50万人が水不足、ISISの妨害でさらに悪化 モスル

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水道の蛇口に手をかけるモスルから来た少女=イラク・ニネベ州のキャンプ

水道の蛇口に手をかけるモスルから来た少女=イラク・ニネベ州のキャンプ

イラク・アルビル(CNN) イラク軍が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に占拠されたイラク北部の要衝モスルの奪還作戦を続ける中、市内に取り残された住民約50万人への水道水の供給が断たれた状態であることが1日までにわかった。国連関係者がCNNに明らかにした。

3本ある主要な水道管のうち1本が破壊された。国連児童基金(ユニセフ)によれば、破壊された水道管はISISの占領地域にあり、修繕に向かうことは不可能だという。

モスル市当局によれば、ISISが水問題をさらに深刻化させている。

ISISはイラク軍が接近しつつある複数の地区に水を供給している給水所への電力を遮断したという。当局者は「ISISはモスル東部から飲料水を奪っている。住民を自分たちとともに退却させ、人間の盾として使おうとしている」と語る。

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