スモッグで空港閉鎖、2万人が足止め 中国・成都
(CNN) 中国・四川省の成都双流国際空港が濃いスモッグに覆われて10時間近く閉鎖状態となり2万人以上の旅行者が立ち往生となったことが5日までに分かった。中国国営新華社通信が伝えた。
同空港では多数の便が欠航または遅延したり、到着予定の便が別の空港への着陸を余儀なくされたりした。
空港周辺のスモッグや運航への影響は、ここ数年で最悪のレベルだったという。
中国中央テレビ(CCTV)の映像は、空港内で仮眠をとったり、カップヌードルを食べたりしてしのぐ旅行者の姿を伝えた。足止めされた便のわきには荷物の山が放置されていた。
空港によると、滑走路は約10時間にわたって閉鎖された。
大気汚染物質の濃度に基づいて算出される大気質指数(AQI)は成都で280と、「極めて健康に良くない」とされるレベルに達した。北京南郊の産業都市では、極度の危険を示す875まで上昇した。