独テロ 容疑者の男に逮捕歴、強制送還の手続き中
ベルリン(CNN) ドイツの首都ベルリンでクリスマスマーケットにトラックが突っ込み12人が死亡した事件に関連して指名手配されたチュニジア出身のアニス・アムリ容疑者(24)が治安当局からマークされていたことが分かった。
アムリ容疑者が滞在していたノルトラインウェストファーレン州の内相は指名手配に先立ち、同容疑者はイスラム過激派組織と接触があり、治安当局がマークしていたと語った。ドイツ警察は21日、同州で捜索を行っている。
同容疑者は8月にイタリアへ向かう途中、ドイツ南部のフリードリヒスハーフェンで文書偽造の容疑で逮捕されたが、裁判所の判断で釈放されていた。アムリ容疑者は銃を探していたとされ、警察も目を付けていたという。
当局によると、アムリ容疑者は2015年にドイツに入国して難民認定を申請していたが、今年6月に申請が却下され、強制送還の手続きが進められていた。