トルコ西部の裁判所付近で爆発、11人死傷 大規模攻撃計画か
(CNN) トルコ西部イズミルの裁判所近くで5日に爆発があり、警察官と裁判所職員の2人が死亡、9人が負傷して病院に運ばれた。 国営アナトリア通信が伝えた。
イズミル県知事は、警察が実行犯の2人を殺害したと述べ、武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」による犯行だったとの見方を示した。
知事によれば、裁判所前の検問所で警察が不審な車両を止めたことが発端となって襲撃犯と治安部隊が衝突し、襲撃犯が逃走しようとして自動車爆弾を爆発させた。襲撃犯はカラシニコフ銃や手投げ弾を持っていたという。
国営通信によると、死亡した43歳の警察官は襲撃犯の車を阻止して車から逃げようとした容疑者を追いかけ、うち1人を射殺したが、自らも衝突に巻き込まれた。
トルコのカイナク副首相は、事件後に発見された銃や銃弾から判断すると、襲撃犯がさらに大規模な攻撃を計画していたことがうかがえると指摘。事件にはPKKか過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が関与している可能性があると語った。