北朝鮮、ICBM「いつでも発射可」 米は「深刻な脅威」
(CNN) 北朝鮮の外務省報道官が大陸間弾道ミサイル(ICBM)はいつでも発射できると発言したことを受け、朝鮮半島情勢を巡る緊張が改めて高まっている。
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は年頭の演説で、米本土に核兵器を到達させる能力を備えたICBMの発射実験を近いうちに実施すると表明。北朝鮮外務省報道官は8日の声明で、北朝鮮によるミサイル計画進展の全責任は米国にあると主張した。
米国のカーター国防長官は8日、北朝鮮のICBMを「深刻な脅威」と位置付け、米国や同盟国を狙ったミサイルは米国がすべて撃ち落とすと言明した。
中国と韓国も9日、北朝鮮のミサイル計画を非難。韓国国防相報道官は「もし北朝鮮が我々の警告を無視してICBMを発射すれば、国際社会からの制裁および圧力は一層強まる」と牽制(けんせい)した。