「サイバー介入」の米報告書、ロシアが「事実無根」と一蹴
モスクワ(CNN) 昨年行われた米大統領選にからみ、ロシアがサイバー攻撃を行い選挙に介入したとする報告書を米情報当局が発表した件で、ロシアのペスコフ大統領報道官は10日までに、米国の主張は「事実無根」であり、大規模な魔女狩りに過ぎないと指摘した。
米情報当局は先ごろ、大統領選への介入をめぐる正式な報告書を公表し、ロシアのプーチン大統領が影響を与えるための工作を命じたと結論づけていた。
ペスコフ大統領報道官はこうした申し立てについて、裏付けるものが何もなく、アマチュアレベルで感情的なものだと指摘。「魔女狩りを見ているようだ」と述べた。
同報道官はまた、ロシア政府や、ロシアの公式あるいは非公式な人物がサイバー攻撃に関与したとの主張については断固として拒絶するとした。