米英首脳、関係強化で一致 トランプ氏が国賓で訪英へ
(CNN) トランプ米大統領とメイ英首相は27日、米ホワイトハウスで会談し、両国の貿易面などでの関係強化を確認した。トランプ氏が外国首脳と会談するのは就任後初。
メイ首相は会談後の共同記者会見で、トランプ氏の大統領就任への祝意を示した上で、北大西洋条約機構(NATO)への米国の支持を確認し、米英間の貿易協定の議論に関する初期段階の進展があったことを明らかにした。
トランプ氏も両者は力強い協力関係を築いていくとの認識を示し、米英関係は「平和のための力」であり、自由で独立した英国が「世界の恵み」になるとも述べた。就任後初の首脳会談の相手として応じてくれたことにも謝意を示した。
メイ首相はまた、トランプ大統領が国賓として今年訪英すると発表。トランプ大統領がエリザベス女王からの招待を受諾したと述べた。国賓としての招待が就任後これほど早い時期に行われるのは異例。
ただ、両国間の立場の違いも垣間見られた。ロシアへの対応を巡っては、メイ氏がクリミア半島併合を受けた対ロ制裁への支持を表明する一方で、トランプ氏は制裁について話すのは「時期尚早」だと言及。ロシアとの間で英国と同様の良好な関係を構築することに改めて期待を示した。