欧州の極右勢力からは歓迎の声 米入国禁止措置
(CNN) イスラム圏7カ国の市民の米国への入国を一時的に禁止したトランプ米大統領の大統領令に国際社会から批判の声が出ているが、欧州の極右勢力はトランプ大統領を称賛し、大統領令を歓迎している。
英国の欧州連合(EU)離脱を主導したナイジェル・ファラージ氏はBBCの取材に対し、トランプ大統領について「ISISテロリストの侵入から米国を守るためにあらゆる権限を行使すると言って選出された。そのリストには7カ国が記載されている。彼にはそうする権限がある。そのために選出された」と語った。
オランダの極右政党、自由党のヘルト・ウィルダース党首は、「イスラム教国からの移民停止こそ、まさに我々が必要としている措置だ。オランダにおいて、イスラムと自由は相容れない」とツイートしている。
トランプ大統領が署名した大統領令は、シリア、イラク、イラン、イエメン、リビア、ソマリア、スーダンの7カ国の市民の入国を90日間禁止しするほか、難民の受け入れは120日間停止する内容。シリアの内戦を逃れた難民は無期限で入国できなくなった。