イラク首都で爆弾テロ、51人死亡 ISISが犯行声明
(CNN) イラクの首都バグダッド南西部で16日、自動車爆弾の爆発により、治安当局によれば51人が死亡した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がメディア部門のアマク通信を通し、犯行声明を出した。
地元の治安当局者によれば、事件が起きたのはイスラム教シーア派住民の多いバヤー地区にある自動車市場で、多くの人でにぎわっていたという。
事件を受けて米国務省のトナー報道官代理は「イラクのバグダッドの自動車販売店を狙ったISISによるテロ攻撃を、われわれは最大限、強い言葉で非難する」と述べた。
自動車や道路沿いに爆弾を仕掛ける手口の爆破事件は、バグダッドでは珍しくない。今年に入り、ISISはバグダッドですでに数件の爆破事件を起こしており、数十人が死亡している。
治安当局によれば、バグダッド東部のシーア派が多く住むハビビヤ地区でも15日、5人が死亡する自動車爆弾による攻撃が起きたばかりだった。