アフガン首都の軍病院に襲撃 2人死亡、54人負傷
カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブール市内にある軍病院が8日午前に襲撃を受け、当局者らによると少なくとも2人が死亡、54人が負傷した。
内務省の報道官がCNNに語ったところによると、襲われたのはアフガン国内で最も規模が大きく、最高の設備を持つ病院。米大使館など在外公館が集まった地区からわずか数百メートルの場所にあり、地元住民からは「400床」病院と呼ばれている。
犯行グループは病院の敷地に入る前に爆弾を起爆させたという。近くにいた目撃者の話によると、午前9時ごろに爆発音が響いた。その前後に銃声が聞こえたとの証言もある。
同国のアブドラ行政長官はツイッターを通し、「病院へのテロ攻撃を非難する」と述べた。
国防省の報道官によると、襲撃犯は数人のグループで、医療関係者を装った制服姿だった。同報道官は「テロリスト集団と治安部隊の銃撃戦が続いている。テロを撃退するため、特殊部隊が現場へ出動した」と語った。
北大西洋条約機構(NATO)のアフガン駐留部隊は、アフガン治安部隊を支援する態勢にあるとツイートし、「アフガン国民とともにテロに立ち向かう」と表明した。