世界で信者数が最も伸びるのはイスラム教 米調査機関
(CNN) 米調査機関ピュー・リサーチ・センターはこのほど、世界の宗教の中で最も急速に信者を増やしているのはイスラム教で、2050年までに欧州でも人口の10%がイスラム教徒になるとの分析結果を公表した。
ピューによれば、2010~50年にイスラム教徒が73%増となる見込み。これはキリスト教徒の35%増、ヒンズー教徒の34%増を大きく上回る。
これにより、今世紀末までにイスラム教はキリスト教を超えて世界最大の信者を抱える宗教になると予想されている。
信者数が増加する背景として、イスラム教徒の女性が出産する子どもの数が平均3.1人と他の宗教(平均2.3人)に比べて多いことや、信者の平均年齢が他の宗教より約7歳若いことが挙げられている。
同報告書では、米国人のイスラム教徒観が02年(9・11テロの翌年)以降、どう変わったかについて支持政党別の分析も行った。これによれば、共和党寄りの人々のイスラム教徒へのイメージは02年よりも悪くなっていたが、民主党寄りの人々はその逆の結果だった。