エジプト教会で連続爆弾テロ、43人死亡 ISISが声明
ISISはメッセージアプリ「テレグラム」を通して犯行声明を出し、エジプト人たちがテロを実行したと述べた。同国当局は実行犯らの国籍を確認していない。
ISISは声明の中で、キリスト教徒に対する攻撃を続けると予告した。
シーシ大統領は同日、「エジプト国民は悪の力に屈しない」とする声明を発表。今後3カ月の非常事態宣言に向けて法的手続きを取ると表明した。
コプト教徒はエジプト人口の約1割ほどを占める少数派。ムバラク政権が崩壊した2011年以降、迫害や差別が深刻化している。昨年12月には首都カイロのコプト教会がテロ攻撃を受け、25人の死者が出ていた。
米国務省は犯行を非難する声明を出し、エジプトへの支援を改めて表明した。トランプ米大統領は先週、米国を訪れたシーシ大統領と会談し、テロやISISへの懸念について話し合ったばかりだった。